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オーストラリア出身の人気男優、ヒース・レジャー急逝

マンハッタンのアパートで米時1月22日の午後3時26分、マーサージ師より意識不明の裸体で発見された豪州男優のヒース・レジャーが、28歳で急死。寝室で睡眠薬が発見された。
05年のオスカー候補男優(ブロークバック・マウンテン)は、
同映画で共演したミッシェル・ウィリアムズと昨年別れてからは、
ハリウッドの社交を楽しんでいた様子も一時は報告されたが。
二人の間には2歳の幼女がいる。
新作 「ダークナイト」 のジョーカー役を終了したばかりだったヒース・レジャーの急死、ハリウッド界、ショックの本日午後。
28歳の若さで銀幕から消えたヒース・レジャー
ニューヨーク・タイムズ誌の取材で昨年11月、出演映画 「I'm Not There」 の製作中にストレスが昂じ、バットマン・シリーズの 「The Dark Knight」 のロケ中も不眠症に襲われていた状況を語ったヒース・レジャーは、「思考だらけで、憔悴仕切った身体でも、頭の中は活動していたので、睡眠薬アンビエン(日本名マイスリー)を2錠服用したけれど、一時間位しか効用がなかった」 と正直に自身の体調を伝えていた。
その昔の不法薬物乱用など、過去情報も伝わるレジャーには、ウィリアムズと別れてから服用していた精神安定剤が睡眠薬と共にアパートで発見されており、肺炎を患っていたらしい情報や 「自殺するようなヒースではない」 との周囲の反応からも、体調を崩していた、薬剤に繋がる不慮の死の可能性は高いと報道される。
翌日の検死結果では死因の結論に達していない報告が入り、10日から2週間後に再度発表される。
幼女マティルダの子煩悩な父親だったヒース・レジャーは、下積み時代の知人とは以前と同じ態度で接するなど、スター気取りのない、シャイで評判良い、仕事熱心な巧役者だった。
サンダンス映画祭で凶報を受けた前恋人のナオミ・ワッツは泣き崩れたそうだ。
「パトリオット」 でレジャーの父親を演じた豪州育ちのメル・ギブソンは、「レジャーには大きな期待を寄せていた」 と続けた声明文で、若手俳優の死を深く惜しんだ。
「I'm Not There」 で共演した同国出身のケイト・ブランチェットも訃報に接し、「俳優としてのヒースの発展は常に称賛に値するものでした」 と伝え、ショックで悲しみにうちひしがれたらしい。
オーストラリアのラッド首相からは、「わが国の最も精鋭なタレントの1人を亡くした」 と悔やまれた。
数回の取材で俳優に親しむボウディ記者によると、人気スターの有名税で、パパラッチから追い回され通しだったレジャーは、祖国の芸能プレスとは良い関係にはなかったようで、メディのパラサイトを回避する為に米国へ移動していた背景も伝わる。
「Monster's Ball」 (邦題:チョコレート) で、レジャーが口論相手の父親 (ビリー・ボブ・ソーントン) の面前で自身に銃を発砲した一瞬、酷い衝撃を受けたしまった筆者には、同場面が一週間ほど頭にこびり付いたものだ。 又もやショックを与えてくれてしまったヒース・レジャー、ご冥福を祈ります。
急逝したヒース・レジャーの死因判明
再度に渡るヒース・レジャーの検屍結果で2月6日、不法薬物は検出されず、6種に渡る薬剤多量服用の毒性による不慮の死が確定。
また、連邦麻薬取締局(DEA)と警察当局は、薬剤の入手先を捜査中。
体内で検出された薬剤6種 (処方薬5種) は、
オピオイド系鎮痛剤の
オクシコンチン (オクシコドン) & ヴィコディン (ハイドロコドン)
抗不安剤のヴァリウム (ジアゼパム) & ザナクス (アルプラゾラム)
睡眠薬のレストリル (テマゼパム) & 市販の抗ヒスタミン剤/ユニソム (ドクシラミン)
上記の薬剤乱用は脳の過剰鎮静化で呼吸不全や心不全を動因し易い。
鎮静剤や睡眠薬を併用している方は服用量に呉れぐれも気を付けましょう
レジャーの代表作
「ダーク・ナイト」(08)、「アイム・ノット・ゼア」(07)ほか、「カサノバ」(05)、「ブラザーズ・グリム」(05)、「ネッド・ケリー」(03)、「ロック・ユー!」(01)、「パトリオット」(00)。
レジャーの死で中断されていたテリー・ギリアム監督のファンダジー映画「The Imaginarium of Doctor Parnassus 」では、男優を哀悼して、コリン・ファレルとジョニー・デップ、ジュード・ロウの3名が、レジャーの変身役を交替に務めることとなった。 詳細はここへ
美術館賞者たちに愛される肖像画 「HEATH」

急逝の2ヶ月前にヒース・レジャーが自宅でポーズした肖像画 「ヒース」 が5月8日、豪州で最も由緒ある肖像画の絵画賞/アーチボルド賞で、ピープルズ・チョイス賞を栄冠。
最終選考に残って最優秀賞のアーチボルド賞を逃した出展作は、豪州シドニー市のニューサウス・ウェールズ州立美術館で3月から催されていた絵画展の来館者/3万2000人以上より、最も人気ある作品に投票された。
何かに取り憑かれたようなフォーカル・ポイントのレジャーが、心慮を悩ますイメージで描写された肖像画は、故人の友人で作者のヴィンセント・ファンタウッゾ氏(29)が、自我の意識と思考に囁やかれる人間が再思三考を強いられる葛藤を意図した創作で、遺族の要望で将来は美術館に寄付される。
今年1月に薬剤多量服用で不慮の死に至ったレジャーが不気味なジョーカーを演じたバットマン・シリーズの「ダークナイト」、08年7月の米一般公開が期待される。