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水瓶座・ Aquarius

aquarius
古代のアストロロジーでは、4不動宮に太陽が接近する時期には、それぞれの祝祭が伴った。牡牛座に入れば春の再来、その翌月には古代に措ける豊穣の儀式が司祭されたようである。獅子座の北方に聳える最高峰に太陽が接すれば、神聖な真実と智恵を抱持したライオンが太陽系の灼熱と共に到来し、赤道を超える太陽がハデスの冥界に向かう頃には、蠍座が秋の始めを刻印する。そして、次が水瓶座である。

冬至を境に、果たして真夏の干ばつが冬の雨で和らげられるかどうか、古代人の関心事がつのった時期である。水瓶座のエレメントである「風」は、この季節の雲雨に伴う生活の縁起物と考慮され、古代ペルシャでは、光線や降雨で悪の渇水を防ぐ宇宙力を象徴したティシュトリア神と連繋する。神と人間の契約で吉運を運ぶと定じたティシュトリア信仰から、祈祷と奉納の定期的な儀式遂行が古代ペルシャ文化の重要な生活一部であったようである。当時のペルシャ人に取っては理想年齢の15歳位に表徴された男神。
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その後、ペルシャのミトラ神が水瓶座とイメージを重複するようになる。パビロニア信仰の原理基盤で教義された2800年に溯るミトラ教は、ペルシャからインドを通じて中国へ、西洋ではローマン文化を基点にスコットランドからサハラ砂漠、そして、スペインからは黒海へと布教された真実、正義、忠実を象徴とした "世界の光" を説いたゾロアスター教の原点でもある。社会契約と友情の神で祭られた神が虚偽を破壊するアフラ神に変化され、光のエッセンスと進捗された経路である。古代インドも含め、石から生誕したフィジカルな青年像(少年)のミトラ神は、太陽の聖火を掲げていたり、降雨目掛けて雲に矢を放つ像で知られる。宇宙・秩序の神と崇めて建立されたミトラ寺院には、蛇(蠍)が牛の息や性器に迫り、ミトラ神が聖刀で牛を裁く図象が上段の獅子と共に必ず見られる。これは、宇宙を牡牛座(時代)から御羊座にシフトさせるミトラ神力を定義し、水瓶座と同じ不動宮に属する御牛座、獅子座、蠍座の4宮を宇宙軸とした天文術星図の見解から描写されたモチーフである。

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一般に、ギリシャ神話のヘベガニュメデス(ガニメデス、ガニメド)が天体に象られた水瓶座の由来である。ゼウスとヘラの娘ヘべは "永遠なる若さ" を代表し、オリンポスから遠出する母ヘラのチャリオット完全装備と兄アレスの着替えや風呂の世話に従事し、特にオリンポスの酒宴で神酒と神饌を神々のゴブレットに盛る、神聖な役目を果たす女神。不運にも、ある日の酒宴で足が躓いたヘベは、神酒を零した上に、神々の面前で下半身を露わにしてしまう。相即、神々の中傷で勤務を解雇されてしまう破目となるが、以降、死でオリンポスの神位を授与されたばかりの英雄ヘレクレスに嫁ぎ、子供2人に恵まれた女神である。

ヘベの後任を探索中のゼウスが、羊群の番で勤しむガニュメデス青年の美しさに惹かれ、彼を鷲の姿で攫ってしまうエピソードが有名な "ガニュメデスの略奪"である。フリジアの王子(他説在り)ガニュメデスは、神々も羨む絶世のハンサム青年。この子息を奪われたトロス王には、ゼウスの償いで "嵐の如く迅速" な不死身の軍馬二匹が贈呈される。

ヘベに続く青年の任務は、若さを保つ神酒の入った金杯のガードだけではなく、地上に雨を齎す重要な役目である。知られる背景となれば、ペルメテウスの子孫であるデウカリオン夫妻だけが救済された人類滅亡の洪水(処女座参照)は、ゼウスの命でガニュメデスが役儀を遂行した結果である。

マントを肩にトラギア帽子をかぶった像やゼウスに隣座する美青年、時にはゼウスの聖鷲に跨るイメージで描写されているガニュメデス。この青年を天体に置いた背後には、ゼウスの寵愛で天体に飾られた栄光もあれば、「娘の失業ばかりか、若い人間青年にうつつ抜かした!」と憤懣のヘラに非難された夫ゼウスが、ガニュメデスを天体に送って青年賛美をヘラに強調した説がある。

ギリシャ神話に於ける同性愛はガニュメデスに暗示される。男色の対象となる少年/青年を意味するラテン語のカタミトス(Catamitus)は、ギリシャ語のガニュメデス(Ganumedes)、つまりガニメデ(Ganymede)が語源となる。天体の木星(ゼウスに相当するローマ神話のジュピター)の主な月群には全てゼウスの愛人名が付けられており、男子ながらもガニメデスはその一人である。しかしながらこの同性愛論は、種植えだけの対象で当時のギリシャ文明の女性を卑下した男尊社会が、神話の大神ゼウスを先頭にした男根崇拝の概念で、相互における精神の調和が男女関係よりも同性間で創造し易いプラトニック愛と性愛の双方を高尚な美観念で称揚した結果とも解釈出来る。

二つのウェーブ(水と電波)で表示される水瓶座のサインは人間界と天界の理想的ユニティを意図する。これは詩人ホメロスも詠う、ゼウスから神位を授与された唯一の人間であるガニュメデス(水)(ヘレクレスは死で神位を授与される)が、地上から昇天した理想の魂(電波)に象徴され、神話で綴った神々の哲学と教訓に奨励される人間の智恵と伝達を暗示している。

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その人間の智恵に貢献した神では、オリンポスから盗んだ火を人間に紹介して罰せられたペルメテウスが知られる。ゼウスに加勢してクロノスと戦い、又、ゼウスの頭部から生誕したアテーナに援助の手を差し伸べた恩恵として、数学、薬学、建築学、天文学、航海学、冶金学などを女神から学び、その知識を人間社会にトランスファーした神。予知の才に恵まれ、理想の "将来に備える" を語意としたプロメテウスは天体の水瓶座を支援する神の代表である。


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